2011年2月26日土曜日

板門店に行ってみた~北朝鮮にも微妙に入国

確定申告の真っただ中というのに韓国に渡り、板門店に行ってみました。
こんな不良をお許し頂ける弊社スタッフの皆様、まことに感謝しております。


私の今年のテーマは世界をしる。その一環として、とりあえずアジア各国を少し見て回ろうかと思ってるわけで、第一弾としての訪韓。一日街を歩いて、そしてもう一日は板門店を見てみようという弾丸?ツアーです。


ソウルは行ったことがある人が多いと思うので、板門店のレポートを。


ソウルから車で1時間くらいでいけるらしいですが、ツアーではもろもろの場所をまわったりするので、なんだかんだで3時間くらいかかります。道中、朝鮮戦争(韓国では韓国戦争)を記念した講演をまわったり、お昼ご飯にプルコギ(これが本当においしい)をまわったり、韓国にまつわるお話を聞けたり大変興味深い。ソウル発でご飯がついて、たしか日本円で5000円くらいのツアーでした。


でどうだったのかというと、本当におすすめです。
こんな身近なところで戦争が起こっているんだと実感したし、同じ民族で仲たがいしているのも大変な問題だなと。


写真は板門店の会議場の中。ドアを開けると北朝鮮側に通じています。国境線を超えているので、私が立っているのは一応北朝鮮。生きている間に北朝鮮の土(土じゃないけど)を踏み事があるとは思いませんでした。兵隊さんは国連軍。黙って立ってるだけ。かえって怖い。




ここが国境。石の左が北朝鮮、右が韓国。私はちょうど国境の上に立ち、写真をとっています。




北朝鮮側の写真。望遠レンズが禁止だったのでこんな感じにしか映らない。


これは韓国側からみた北朝鮮側の建物。韓国側から北朝鮮を見張っている兵士のポジションが微妙。北側を刺激しないためなのかしらと。





北朝鮮の兵士たち。見えます?
こんなにたくさん兵士が出歩いていることはないらしく、珍しい、今日はラッキーだとガイドさんの方が興奮してました。僕からすればよくわからん。


もういっちょ、韓国側から北朝鮮側を見張っている写真。こんな微妙なポジションなわけですよ。


とまあ、実質1泊2日の韓国旅行でしたが、なかなか学びの多い旅行でした。
ちなみに、おっかないです。板門店は。緊迫感がすごい。

2011年2月23日水曜日

でました! ぱぱの悲哀

身内話をひとつ。

以前、引っ越しをしようかと思ってますよ、と書いたじゃないですか。
書いたんです。
http://kenichi-kishi.blogspot.com/2011/01/blog-post_18.html

結局は引っ越す方向で進んでいます。
来年の3月がめどです。
なぜ3月なのかと言えば、うちの娘が小学校にあがるので、それに合わせてって感じですね。

で、ぼちぼち根回しを始めてるんです。(基礎知識:うちの娘は由姫乃のかいて、「ゆめの」といい、私はだいたい「ゆめ」、「ゆめちゃん」などと呼ぶ)

ぱぱ「ゆめ、次の二つのうちのよいほうを選んでよ。
1.パパは土曜日と日曜日しか帰ってこない
2.東京に引っ越しをして、毎日パパは帰ってくる
どっちがいい?」

と聞いてみたわけです。
すると娘が聞き返すわけです。
ゆめ「東京に引っ越したらどこの小学校にいくの?」
あ、ちなみにうちの娘は5歳。年中です。

ぱぱ「東京に引っ越したらね、東京の小学校に行くんだよ」
と回答するわけですよ。
そしたら来ました。
ゆめ「じゃあやだ。A君がいないからやだ」

キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!

うちの娘、5歳ですよ、5歳。
で、A君(推定5歳)にパパは負けたんですよ、パパ(34歳)は。

パパは帰ってこないけどいいか、と聞くと、
ゆめ「断腸の思いで受け入れます」と。

こうしてパパは大人になっていくのです。
とりあえず、A君をしめに行こうと思います
こうご期待!

2011年2月20日日曜日

税理士事務所開業のための独立準備セミナー

今日はTACで、「税理士事務所開業のための独立準備セミナー」で講演しました。

税理士さんの卵たち(現役税理士さん、会計士さんもいる)に、今からできる開業準備の説明を2時間。質疑応答20分、そんでそのあと懇親会を3,4時間。
税理士をやる、会計士をやるという人たちにはじっくり話すととんがった人が多く、とても有意義な時間でした。

ちなみにですね、私がTACでやる開業者向けのセミナーの類は、基本的にぜーんぶ懇親会があります。が、オフィシャルには書けないから当日にいきなり参加者を募る形になるんです。
今後、来ていただける方は、懇親会もあると思ってきてくださいませ!

なお、今後のセミナーは、http://pronet.e-tac.net/をご覧下しまし。
  • 「独立開業準備セミナー」@梅田⇒3月19日
  • 「WEBマーケティングセミナー」@渋谷か水道橋⇒6月9日予定(これはまだ案内出てない)
  • 「出版実践講座」@水道橋⇒みんなで本を書こうぜという講座
  • 「セミナー実践講座」@水道橋⇒みんなでセミナー戦略&講演の技術を身に付けようぜというセミナー
  • 「開業税理士養成講座」@水道橋&梅田(9月!)
というラインナップなので、税理士さん、会計士さん、&開業準備中のみなさま、どうぞよろしくお願いします!




2011年2月18日金曜日

グロービス堀義人学長に聞いてみた~初めからビジョンはあったか

今日はグロービスにて堀学長のセッションがあった。
学生が堀さんに自由になんでも聞ける貴重な時間。堀さんは若くして大きなものを作り上げ、さらに大きなものに挑戦しているという点において、すごーく尊敬している。

自分はグロービス経営大学院に通っている学生であるので、つぶさにグロービスの行動を観察できる立場にある。そこで見えてくるのは戦略・戦術のち密さである。一部にはネガティブな意見もあるかもしれないが、基本的にグロービスのもろもろの打ち手はすごい。計算されつくした感がある。この計画はあの計画と繋がり、将来はあんな感じで発展していくんだろうな、数十年後はどうなってんだろう、恐ろしいぞ、これは、と。

堀さんはハーバードビジネス修了。いわゆるエリートである。エリートが作り上げた計画たるや、こんなに精緻なものなかと常日頃感心していた。

そんなベースがあって、本日のセッション。
私は質問してみた。「グロービスを始めるとき、どこまで計画していたのか、どこまで大きなビジョンを持っていたのか」と。

回答は「別にない」だった。。ヒトモノカネをベースとしたインフラを作ろうとはしていたが、そのいくつく先は特に考えていなかったとのことだった。

ある意味衝撃、ある意味親近感を覚える。

ヒトモノカネをベースとしたインフラを作り上げる、という強い思いはあったが、後は状況に応じて作ってきたのだという(あくまでニュアンスを書いています)
「社会が決めてくれる」と考えていたそうである。


かたやFacebook。一説によれば、Zuckerbergはここまでを初めから想定してFacebookを作ったとも聞く。(女にもてたかっただけという説を支持する私ではあるが。。)


ビッグビジネスを作り上げるためには、精緻な計画が必要であると考えていた私にとっては、今日のセッションは衝撃であった。
ただ、理念はすんごい大事なんだなとも思った。理念があって、それを具現化する為に行動する、あとは社会が決めてくる。なるほどなと。なんか気が楽になったりもした。




あとは記憶に残ったのが、どうせながら改革側に身を置けと。
タイタニックにしがみついてはいけない。

2011年2月16日水曜日

ベンチャー12か条

ぐるなびの社長さんがおっしゃってたベンチャー12か条

第一条 夢と概念を持続する。
第二条 時代を読む目を持つ。
第三条 企業のもっとも重要な四つの要素は、顧客、社員、社会性、株主である。
第四条 世界一を意識する。
第五条 IT時代は最速で変化する。
第六条 若い人の発想を潰さないで育てる。
第七条 ビジネスモデルが大事である。
第八条 技術だけではだめ。「法の概念」と「マネジメント」が必要である。

第九条 経営陣の中に「人を好きな人」が必要である。
第十条 人脈とお金は常に蓄積の気持ちが大事である。
第十一条 マスコミを味方にする。
第十二条 大手参入に対する備えを怠らない。

どれもとても大切だと思う。
特に第12条かな~と。 

2011年2月14日月曜日

知識賢治氏の言葉~カネボウを復活させた男

今日はグロービスにて、元カネボウの社長、現テイクアンドギヴ・ニーズ知識賢治氏のセミナーでした。題して「企業変革におけるリーダーシップ~企業再生の現場から学んだ~」

たくさんのよい話があった中で、私がまとめるのは僭越なんですが、心に残ったことをいくつか。
変革の中で大事なのは次のようなこと。なお、文中には岸自身の私見も入っており、すべてが知識氏の言葉でないことをご了承ください。
  1. 期限を決めたファクトベースの議論
    ファクトベースで理解を促すことが大事である。
    なんとなく議論を進めて、誰かの思い込みに引っ張られて無意味な議論をすることは企業には多い。しかし、ファクトをしっかりとだし、それに基づいて議論をしていかないとなんの意味もない。
  2. スピードの向上
    業績が悪い会社のスピードは遅い印象がある。カネボウはスピード感はなかった。なのでスピードを求めた。 スピードは大事だ。非常時だけではない。平時でもスピード。エクセレントな会社の条件はスピード。
    よくわかる。弊社クラスでもそうだけど、何か意見を求めてもできない理由から説明が始まり、そして何も動かない。スピードが速いどころか、動かない。
    特に、変革の時はスピードが重要だということだった。
    3か月で過去の生み出しをやって、そしてキックオフ。
    変革の時、必ず抵抗勢力との戦いがある。抵抗勢力がマジョリティーにならないうちにう動き、スタートをしなければもう遅い。
    全体のプランが60%の完成度でも進まなければならない。組織は慣性が働くから戻ろう戻ろうとする。だから素早く走り抜ける。
    走りながら考える。小さな成功事例を意図的に作り上げる。アーリーサクセス。
    特にターンアラウンドは過去の膿を一気にだし、一気に走り出す。ターンアラウンドは短期間。
知識氏の言葉は力強く、それでいて優しかった。
そんな知識氏も、家に帰ったら毎日悩むらしい。自分とは違う高次元の悩みなのかもしれないし、意外と同じような悩みなのかもしれないしと考えると、人間は結局覚悟の問題なのだと思う。
やるかやらないか。

知識さん、ありがとうございました。

2011年2月11日金曜日

中古車屋さんは儲かるか?

今日は中学校の同級生の中古車屋さんに遊びにいきました。っていうか仕事に行きました。いわゆる顧問先。自宅の近所にあるんですが、日中ほぼ都心で過ごす私は地元のクライアントのほうが行きづらいわけです。
もうすぐ決算なので様子を見に行ったわけですね。

すごいな、と思ったのはそれなりに儲けているのに全然お金を使わないんだそうです。私が、「なぜそんなに使わないの?」と聞いてみると、「岸君の本に無駄遣いするなと書いてあった。それにいざというときにお金がないと困る」と。
※拙著はこちら。
「金持ち社長のお金の使い方~起業編」http://www.amazon.co.jp/dp/4813229972

見上げたもんなわけですよ。
全員が全員とは言わないですが、東京の、しかも六本木(弊社は以前は六本木にあった。必然的に六本木のお客さんも多かった)あたりで過ごしていると、実力以上にお金を使っている人のほうが多かったわけですね。自分を高く見せるためには必要な行動だと思うので否定したいわけではなく、ただ事実として。
ところが、私の同級生は違うわけです。徹底的に使わない。
昨日は従業員に御馳走したんだというから、何を?と聞くと、「近所のスーパーで焼き鳥をたくさん買ってきた。3,000円だった」と。従業員さんは本人含めてたぶん5,6人います。
そしてお茶飲みながら、会社で食べるんだそうです。
(お茶の理由はみんな車で来ているから、飲酒できないそう。しかも車屋さんだしね。)

なんか気取らない世界があるな、と感心しました。
自分も虚勢をはるタイプなので、この同級生のような生き方を見るといろいろ考えさせられることも多く。

で、その中古車屋さんの調子はというと、、「絶好調!」なのですよ。
なんで絶好調なの?と聞くと、「うちは安いから」だそうです。
安くするための工夫をいろいろ聞くと大変興味深かったです。

中古車購入の際はぜひともお声掛けくださいm(__)m

2011年2月7日月曜日

不動産業を始めてみて思ったこと~士業とともに歩む龍土町不動産コンサルティング

私は不動産会社の経営もしています。
名を、「株式会社龍土町不動産コンサルティング」と申しまする。
なお、ウェブサイトは現在構築作業中で、探してもどこにででてこないです。
しかしながら不動産業免許をしっかり取得しているのでご安心。
東(1)91934です。

設立の趣旨はこう。
  • 税理士や弁護士が、お客さんの不動産売却や収益物件の相談を持ちかけられたとき、だれに頼めばいいかわからない、という声が多い。
  • お願いする不動産会社の人はいるけど、税理士(弁護士)の立場を理解してくれない業者が多い。
  • そもそも私に税理士、弁護士の友人が多い。
⇒じゃあ、士業からの紹介を専門とする不動産会社を作ろう、と思ったわけですね。

イメージは、「士業の先生とともに歩む不動産会社」です。
私が代表取締役で、実務を取り仕切っているのは某大手税理士法人に併設されていた不動産会社に勤務していていた安藤将人です。税理士法人併設の不動産会社で勤務していただけあって、士業との連携の仕方をよくわかっています。

そんなこんなで立ち上げた不動産会社ですが、いろいろなことがわかってきました。
  1. 査定は結構大変。
    税理士さんや弁護士さんから、「この物件はだいたいいくらくらいとれるか査定してください」とお願いされること多数なのですが、簡単に計算できるものではなく、過去の取引事例や立地条件、登記簿の状況等々を調べるとなんだかんだでかなりの時間を要します。
    私も以前は気軽に「査定しといてよ」とお願いしてましたが、どんでもないお願いを無償でしていたと実感しました。(頼むな、ってことじゃないですよ。)
  2. 大きな取引はおっかない。
    弊社は基本的に不動産に関するコンサルティングが中心ですが、そりゃ売買仲介もやります。(賃貸仲介は積極的にはしない)
    その中で、大きな案件になるとおっかないものなんです。
    バックにおっかない人がいる会社と競ってるんじゃないかととか、だまされていたらどうしようとか。金額が大きいだけに洒落じゃすみません。結構びくびくします。そのうち慣れるんでしょうが。
  3. 不動産業者は夜討ち朝駆け
    これは税理士業もそうなのかもしれないけど、不動産業者はもっと夜討ち朝駆けです。土日もないというかなんというか。結構大変です。
あ、駅に着いちゃったので続きはまた!

2011年2月5日土曜日

弊社サイトリメイクMTG第二弾~We Sell 安心。

弊社サイトのリメイクに関するMTG第二弾を実施しました。
今回、弊社サイトをリメイクしてくれるのはミーカンパニー前田さん。http://mecompany.me/

前田さんはグロービスで出会った方で、現在は起業され、WEBコンサルタント(という名称でいいかは不明。。)としてご活躍されています。起業したてなのにばんばん仕事とっている印象。やり手。
新米パパ。

こちらはサイト作りなど完全な素人で、本当に丁寧にいろいろ教えてくれます。
前田さんとMTGしたりメールしたりしながら思ったのが、
「サイト作りはサイト作りのみに非ず、経営戦略の具現化なり」

ヒト系の科目で、「組織は戦略に従う」という言葉を聞いたことがありますが、「サイトは戦略に従う」という感じです。
現在のサイトはおはずかしながらとりあえず作ったという感が強く、私の写真すらありません。(当時は大人の事情があった。)
サイトを作り直そうと自分たちがしているビジネスを思い返してみると、いろいろなことに気付くことになります。
私がやっているおもなビジネスは税理士業ですが、税理士業の売り物は「安心」なんだと思うようになりました。
なので、「私たちは安心を売っています」とか、「私たちは安心を提供しています」とかをキャッチコピーにしてみようかと。
●資金繰りに先回りする安心感
●納税金額をいち早くお伝えする安心感
●税金の金額が最適な金額に落とし込まれている安心
とかそんな感じ。

正直言って、お客様が税理士に求められるものは「安さ」になってきてしまっている感はありますが、最重要視しなければいけないのは安心なんだろうと思います。
価格競争が中心になってしまっている税理士業界ですが、価格競争が一巡した後は結局は安心できるかどうかがポイントなんだと思います。

We sell 安心、これをキーワードに頑張ろうと思います。
前田さん、うまく訳して。。

GECバックオフィス研究会DAY3

今日はGECバックオフィス研究会でした。
※GECバックオフィス研究会とは、グロービス経営大学院にある起業家サークルです。で、その分科会がGECバックオフィス研究会。
GECバックオフィス研究会は経営者として最低限知らなければ行けない税務、労務、法律などの事項を僭越ながら私がレクチャーさせていただいています。

私はGEC(グロービスアントレプレナーズクラブ)から日本を代表する起業家が出てくると信じているし、出したいので、レクチャーにも力が入ります。(突っ込み不要)

前置きが長くなりましたが、本日のお題は個人の税金。つまるところ、所得税の計算です。確定申告という時期柄もあり、出席された20名?の方には非常に熱心にご傾聴いただき、質問頂戴しました。普段は所得税は知ってて当たり前の世界で仕事をしている私にとって、素人さんからの質問には感心するし、非常に勉強になります。本質ベースの質問がおおいというか。

次回のバックオフィス研究科DAY4は法人税の計算をやっていこうと思っています。
グロービスの方は是非ご参加ください!(SNSからお申し込みを)
DAY4ですが、レポート提出は不要ですw

あ、写真がないな。

2011年2月4日金曜日

Zuckerbergに学ぶ

今日は映画「ソーシャルネットワーク」(でしたっけ)を見に行きました。

Twitterにて「ソーシャルネットワーク見に行きませんか?」に呼応した6名で有楽町マリオンに出向くという、まさにソーシャルネットワークを地で行く観賞会でした。全員がグロービスの学生だったとはいえ、初めて顔を合わせる人も多いという不思議な映画鑑賞会。が、TwitterやFacebookでぼちぼちつながっていたので初対面という気がしない不思議な会合でもありました。
(もちろん学割で観賞)

映画の感想としては「おもしろい」のですが、興味をもつのがビジネスマン限定のような気もするので興行収入としては微妙なんだろうなと思います。
事実、今日の時点ですでにガラガラでした。(興行開始2週間くらい?)

さて、数年後に規制産業でないビジネスを起ち上げたい私にとって、ソーシャルネットワークはとても刺激的でした。逆にSNSや起業に興味がない人がみてもまったく面白くない可能性も多々あります。
Zuckerbergはどこまでストーリを考え、当初の計画を実行したかの審議は定かではないですが、Harverd Networkを考案した何とか兄弟への裏切り?、共同創始者のなんとかへの裏切り?、資金調達に大きな役割をはたしたなんとかへの裏切り?などを考えると、大きくするにはそこまでしなきゃいかんのかも知れないなと思うと同時に、人間てなんなのかとよくわからないことを考えたりもしました。

すごく強く感じたのは焦り。Zuckerbergは大学在学中にスタートして、今はまだ27歳だか28歳だか。
私34歳。ぐずぐずしている場合ではないなと感じました。
私には嫁も子供もおり、どんどんリスクが取れなくなってくるんだと思っています。子供が年を取るに連れてです。
さあ、いつ、えいや!と舵を切るか。
悩める一日となりました。

2011年2月2日水曜日

価格と品質

お客様の取締役会の方々から愚痴を聞いた。
なんでもあるお役所から、「来年度からは入札により業者を決めなければならないことになった。現状、月60万円で御社にお願いしているが、落札予想価格は月40万円である。うちとしては御社に任せたい、頑張って落札してくれ」と。

落札予想金額を役所が言ってしまっているのはご愛嬌として、お客様は頭を悩ませるわけである。
今まで60万円でやっていたものを40万円でやるということは品質を落とすしかない、が、うちは高品質を売りにしてここまでやってきたわけで、悪いものを安く売るという発想がまったくないと。
それを自助努力で安く売れるようにしろ、と何も考えずにいう方もいるだろうが、コスト構造を知っている私からすれば基本的に無理な注文。
だけど、40万円で確かに入札する企業はあるという。

こんなことを思い出した。
私が会社を立ち上げたころ、あらゆるコストを安くしようと思い、書類などの配送について、通常の料金の半額でサービスを提供している●●●社と取引を開始したことがある。
通常の料金の半額である。当然にコストカットが可能であった。
が、取引を始めた初日、私はその配送業者である●●●社との取引を切った。
荷物を取りに来た方の態度があまりにも悪かったからである。「早くしろ!」くらいのことを言われた。こちらは客である。が、そういわれた。
この人がうちのお客さんのところに荷物を届けるのか、と思った瞬間、荷物を取り返し、すぐに取引解除の電話をした覚えがある。

私は安価な料金でもオペレーションなどを工夫すれば利益は出せるものだと信じていて、なので業界に最安値で乗り込んできた彼らのベンチャー精神に感服し、荷物を任せた。
ところが、彼らがやったのは仕事を質を落としてコストをカットすることであった。
もちろんオペレーションなどの工夫もやってはいたのだろうが。

その●●●社は、一時期、かなりの勢いで街に車を走らせていたが、すぐに見かけなくなった。
客に見限られたのであろう。(ちょっと調べてみたらブランドチェンジしてまだ細々と営業はしているみたい)

私は当然に、仕事の品質は同等で価格だけが安い、ということを想像したわけだが、そんなことは世の中ではまれなようである。
確かにかっぱ寿司(私は大好き)を運営するカッパ・クリエイトのように価格も安くて高品質のサービスを提供する会社もある。が、これはどうもまれであったようだ。

タクシーの運転手さんに、「急いでください!」とお願いするときも(安全に)という言葉が大前提となっている。配送をお願いする場合でも、(確実に、安心して)安く届けてくれ!という思いである。

お役所の方々も仕事なので仕方ないのはよーくわかる。私の母は公務員だし。
だけれども、完全入札制では仕事の質まではよくはわかんないんじゃないか、と危機感を覚えた今日だった。

そういや、私たちがやっている税理士業も提供するものがお客様によくわからないから、価格だけですべて決められてしまうことがある。どちらかというと、お客様に与える安心感で勝負したいな~

個人の所得税確定申告ご相談ください

(グロービスの方向け)
本文はないけど。
私を捕まえて手書きの確定申告書の作成無料です。グロービスを歩いてる時に拉致ってください。
2月4日(金)にグロービスにて個人の税金のセミナーやってますからその際に捕まえていただくともろもろスピーディーに解決します。
複雑なのは勘弁してください。医療費控除とかそういうのだったらOKです。

(そのほかの方へ)
地元の方は家にきてください。
手書きでちょろっと書くのは無料。